デスクトップ向け第8世代Coreプロセッサの国内販売は「第4四半期」に

インテルは四半期ごとに行っている「インテル・プレスセミナー」を9月26日に開催し、発表されたばかりの第8世代Coreプロセッサや、ハイエンドデスクトップ向けの「Core X」シリーズといった「PC向けCPU」の説明を行った。

まず、インテル 代表取締役社長の江田麻季子氏が成長分野への取り組みを説明したのちに、執行役員 技術本部長の土岐英秋氏からPC分野における5つの取り組みについて紹介した。

インテル 代表取締役社長の江田麻季子氏

インテル 執行役員 技術本部長の土岐英秋氏

土岐氏は「ムーアの法則」について触れ「ほぼ2年に1度プロセスルールを改定して(ムーアの法則に沿った)性能を上げていたのがここ数年鈍化しているのではないか?」という疑問に対して、プロセスの更新とともに新技術を加えており、14nm以降のプロセスではハイパースケーリングという技術を投入することで「同じプロセスでも改良を加える事で小さなトランジスタを作ることができる」と説明する。デスクトップ向けの第8世代coreプロセッサ(開発コード名:Coffee Lake-S)で使われているのは14++nmという再改良型のプロセスであるという。

ムーアの法則をプロセスの変更だけでなくハイパースケーリングで推進する

続いてプロセッサの詳細について、技術本部 技術部長の渥美和彦氏が説明を行った。Core Xシリーズプロセッサはいわゆるエクストリームバージョンで、"究極の性能"と"究極のメガタスキング"(複数ジョブを同時にこなす)を主眼に置いて開発された。最上位製品では、18コア/36スレッドを実現する。

インテル 技術本部 技術部長の渥美和彦氏

Core Xシリーズプロセッサは最大18コア36スレッドとメガタスキング指向を更に強化

4コア以外の製品はSkylake世代で、Intel Turbo Boost Technology 2.0/Intel Turbo Boost Max Technology 3.0に対応(併用可能)し、シングルスレッドで前世代比15%、マルチスレッドで14%の性能向上を図っている。さらにメモリバンドも増大(Four Channel DDR 2666)するほか、最大で44のPCIeレーンをサポートすることで「GPU4枚挿しに対応」する。

動画エンコードでは前世代比30%のパフォーマンスアップを実現しているという

オーバークロックに関してはXTUが提供され、よくあるオーバークロックツールがBIOS上で設定するのに対し、アプリケーションとして動作するので動作がわかりやすい事をアピールしていた。

Core Xでは"ゲーミング"というよりも、コンテンツ作成やVR、そしてゲームをしながら記録して配信するような「ストリーマー」向けの製品として紹介しており、それを示すように先日開催された東京ゲームショウ 2017のALIENWAREブースではストリーマーを想定したデモを行っていた。

コンテンツ指向ということで、参考ながら東京ゲームショウ2017ではゲーム配信実況を想定したデモも行っていた

説明会の前日である9月25日に発表されたデスクトップ向けの第8世代Coreプロセッサに関しては従来よりもコア数が2つ増え、Core i3は4コア、Core i5/Core i7で6コアになった。さらにターボブーストのクロックが向上したことと、キャッシュメモリの効率を改善、メモリスピードをアップすることで前世代よりも40%と大幅なパフォーマンスアップを実現したという。ただし、Core Xと異なりIntel Turbo Boost Max Technology 3.0には非対応となる。

前日に発表されたデスクトップ向け第8世代インテルCoreプロセッサ。コードネーム「Coffee Lake-S」

コアを増やして+25%、ターボブーストとメモリの速度アップで+15%で合計すると前世代比40%の速度アップを果たしている

構成の概要。メインメモリ速度アップと共にLLC構成を変更している。チップセットは現在Z370のみが発表されている

SシリーズのSKU。i3/5/7でそれぞれ2モデルずつ、倍率アンロックバージョンも投入される

Core i7-8700Kは"歴代最良のゲーミング環境"をうたう。例えば人気オンラインゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUBG)をプレイしつつ、プレイ動画をストリーミング配信するといった状況では前世代のCore i7-7700Kと比べて、44%増しの性能を示すという。

注力分野にeSportsを挙げていたこともあり、i7-8700Kを歴代最良のゲーミングプロセッサーと表記、性能比較もフレームレートでおこなっている

なお、第8世代Core iプロセッサはソケットにLGA1151を採用するものの、電気的な互換性がないため現行のIntel Z200シリーズ搭載マザーボードでは利用できない点に注意したい。対応チップセットとして新たにIntel Z370が同時に発表されている。

さて、デスクトップ向け第8世代Core iプロセッサは米国において10月5日の発売がアナウンスされている。質疑応答では日本国内での販売時期について「第4四半期中を予定している」とのことで、海外よりも遅れての製品投入が示唆された。あくまで推測だが、米国時間の10月5日に「恒例の秋葉原深夜発売」を行うほどの数量が確保できなかったのではないかと思われる。

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